用語集

顎関節症のセルフケア

2012.07.19

症状改善の第一歩は患者さん自身のセルフケアです。顎関節症の多くは、その病気の性質として安静にしていれば治っていく病気です。例えば、ネンザの痛みが安静にしていれば改善するのと同じです。
痛みなどがあるときは、まずセルフケアから治療を始めます。

1 顎の安静を保ちます

  やわらかい食事にしましょう
  痛みが強い場合には、スープ、やわらかめのご飯、卵、ヨーグルトなど軟らか
  い食べ物にしてみましょう。
  特に長い間かまなくてはいけないものは、避けましょう。

  顎をリラックスさせましょう
  日中にくいしばりをしないように顎の力を抜き、いつも上下の歯を離しておきま
  しょう。

2 大きな開口は避けます
  あくびの力をコントロールしたり、食事中や会話での大開口は避けましょう。

3 温湿布します
  慢性の筋症状には温湿布を行います。
  痛みのある患部に1日数回、1回あたり20分間お湯で温めたタオルをあてが
  います。痛みが増すようなら直ちに中止してください。

4 筋肉へのマッサージをします
  頬の部分のだるさや、口を開けたときの痛みやつっぱり感があるときには、
  頬の筋肉をマッサージしてみましょう。血行がよくなったり、痛みが軽減します。

5 良い姿勢を保ちます
  頭をもちあげて背中を伸ばすようにします。
  イスに座るときは、腰を深くかけ背中をのばすようにします。

6 仰向けか横向きで寝ます
  顎関節や首の筋肉に負担をかけないように、仰向けか横向きで休み、
  うつ伏せ寝は避けます。
  まくらは低いもので、重荷首の部分を支えるようにします。


その他、過度なストレスをさけるなど、さまざまなセルフケアがありますので
一度、検診を受けて、ご自身にあった方法をみつけて下さい。

 

投稿者:医療法人アフェクションリワード

TOP